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ヒーリング・フォト・エッセイ#2 観の目の深み 〜広島市植物公園〜

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ヒーリング・フォト・エッセイ#2 観の目[かんのめ]の深み 〜広島市植物公園〜

 文/高木美佳 写真/佐々木奈緒子

 観の目[かんのめ]の開発を通じ、無上の<身体:脳>内ワンダーランド体験を味わうことができる。すでにできるようになった人がたくさんいて、新しい人生(生きること)の質を楽しみつつある。
 ただし、精霊(神々の)世界を覗く行為は、エキサイティングで実り多いものであると同時に、時として甚だしい魂の危険ともなり得るという警告が、古来より様々な文化で語り伝えられてきていることは、皆さんもよくご承知だろう。
 ニーチェいわく、「人が深淵をみつめるときには、深淵も私たちをみつめ返す」と。まったくその通りだ。
 ゆえに、超越的な神明世界のびっくり箱(玉手箱)を開ける時には、くれぐれもご用心、ご用心。知恵と勇気と落ち着きをもって事に当たっていけば、大丈夫だ。

 それでは、観の目の実習に入る。
『生命秘法大全』「目の章」の一節にいわく、

 聖なる目を啓[ひら]くには、
 まず目を見開け、四方八方へと円く。
 次に、中央の1点へと視線を集めよ。
 さらに、見開きながら、1点を見つめ、両者を拮抗させよ。
 しかる後に、見つめることだけをオフにせよ。

 ・・・と。
 これ以上つけ足すことは、何もない。
 まず、指で顔とよく触れ合いつつ、上下それぞれのまぶたが開く方向を、ヒーリング・タッチでしっかり確認する。
 ヒーリング・タッチがわからない人は、まぶたやそのまわりを指の腹で軽く柔らかくこすり、その「こすり」「こすられる」感覚をロールプレイングゲーム的に、顔と手で交互に・あるいは同時に、感じ合っていけばいい。
 ヒーリング・タッチの詳細に関しては、ディスコース『たまふり』や単行本『奇跡の手 ヒーリング・タッチ』などをご参照いただきたい。

 まぶたのあちこちを指で柔らかく押さえておいて、目を見開こうとするのも良い。
 触覚に基づき、まぶたの位置と動きの向きとを肉体の3次元空間内でマッピングする。こういう風にする(なる)ことを、ヒーリング・アーツでは、「体をその場所そのもので感じる」とか「その場所の意識(存在感)が目覚める」などという。
 そのようにした上で、改めて「見開く」・・・と、本当にそれぞれの目が同心円状に丸く開くから面白い。ご存知だったろうか? 目とは元来、(体感的には)真ん丸に見開かれるものである、という事実を。
 さらに老婆心ながらつけ加えておくならば、「目は人間の顔に斜めについている(真横に水平に、ではない)」。

 この、顔の曲面に沿ってまん丸く見開くことをしながら、視界中央の適当な1点(小さなもの)をじっと見つめるようにしてみる。と、見開くことを、内側にギュッと引っ張り・引き絞る作用が、見つめる(見る面積を同心円状に狭くしていく)ことによって生じるのがわかるだろう。
 逆に、見開こうとすると、見つめることが拡げられようとする。
 つまり、これらは輻輳(求心作用)と輻射(遠心・放射作用)的な相補対抗関係にある。
 両者を響かせ合っておいて、見つめることだけを、ふっとオフにする(スイッチを切る。手放す)。そのまま、オフにし続ける。
 すると、そのオフが、「見開くこと」の中に流れ込み始める。あるいは、見開くことが、オフをどんどん飲み込んでいく。
 これが、「観の目」だ。

 普通の「見る」ことに対して、「観る」と書いて区別する。
 観の目を引き起こす方法はいろいろあるが、ヒーリング・アーツではオフ作用を積極的に用いる。このオフについては、ヒーリング・アーツの核心に関わる根本事であり、簡単に略述することはできないため、興味のある方はディスコース『たまふり』などでご研究・ご研鑽いただきたい。

 最初は、目がヒリヒリするかもしれない。が、問題ない。
 目に蓄積されたブロック(いわゆるツミ・ケガレ)が浄化されている証であり、この修法をやり終わった後は、目が実にスッキリする。目が気持ちよくなると、全身さわやかになる。これは、毎日、何度も実践することで、実人生に直ちに大きな恩恵が現われてくる修法だ。ものごとを、曇りなき目で、あるがままにみられるようになる。
「まばたきをできるだけしない」ことが、観の目への切り替えを成功させるための重要なポイントとなる。よくよく研究されたし。

『ヒーリング・フォトグラフ アーティクル 観の目』(文/高木一行)より抜粋

 

 

「観の目」を養うことで、ものの観え方が激変し、現在も、まさに<身体:脳>内ワンダーランド体験を味わいつつある私(高木美佳)ですが、最初はまったくできませんでした。

 写真の下手さ加減も尋常ではなく、夫によく叱られたものです。

 紆余曲折を経て、観の目を習得し、ヒーリング・フォトグラフ撮影術による写真を通じた表現活動もできるようになりました。以前の私にとってはあり得ないことで、奇跡が起こったとしかいいようのない体験です。

「観の目」を習得することで起こった変化の一つとして、「楽譜が素早く読めるようになった」ことが挙げられます。

 写真とは直接関係ないですが、しかし楽譜を読む能力が開発されたおかげで、色々な曲を弾いて遊ぶ楽しみが増え、音楽好きにとっては大変ありがたい変化です。

「楽譜を読む」ことに長けた天才がこの世には一定数存在し、そういう人は、一眼パッと楽譜を観ただけで、スラスラ「初見[しょけん]」で弾けてしまいます。しかもその楽譜は、途中で調号や拍子がコロコロ変わるような、相当難しいオタマジャクシ(音符)が並んでいます。

 私の藝大時代は、こういう人たちが周りにたくさんいました。

 私には才能がないと諦めていたのですが、「観の目」でこのような能力を「誰もが」身に付けることができる可能性が開かれたのは、本当に素晴らしいことです。

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 前置きが長くなりましたが、本ページの写真は、ヒーリング・フォトグラファー佐々木奈緒子さんによる、広島市植物公園で撮影されたフォトです。

 植物の背景にある建物が形作るデザインの面白さが、写真の中にバランスよく収められているフォトなど、独創的な構図が観[み]られます。

 

 佐々木奈緒子さんのフォトは、「観の目」を養うことにより、独自の感性がユニークに花開いた作品となっています。

 

 それではここで私のフォトを・・・。奈緒子さんと一緒に植物公園で撮ったフォトです。

 

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 佐々木奈緒子さんが講師を務めるヒーリング・フォトグラフ術が学べるワークショップが、7月8日に開催されます!

 写真術に興味がある方は是非ご参加ください!

ヒーリング・フォトグラフ・ワークショップ in 箱根【主催:神奈川樂会】