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Healing Essayヒーリング・アーツとともに

手は全身を映す鏡

 手は全身を映し、全身が手に映るので、手に起こった変化は直ちに全身へと波及する。それがまた複雑な木霊[こだま]のように還ってきて手と響き合い、新たなるヒーリング爆発(たまふり)の色なき彩[いろど]り、香りなき香り、音なき音が身体内に響き渡る。

高木一行著『奇跡の手 ヒーリング・タッチ』より

 最近、ヒーリング・アーツ・トレーナーたちは、約1ヶ月の間、一日30分くらいかけて、じっくりヒーリング・タッチに取り組むという課題を行なってきました。

 夫も刑務所の中で、ヒーリング・タッチによる心身のケアを実践しているそうですが、その効果は絶大だと、先日の面会でも言っていました。

 ではさっそく、報告を2つほど、ご紹介します。

 

報告1

 一日30分程度ヒーリング・タッチを励行することを、行なってみました。今まで長くとも10分程度のヒーリング・タッチしか行なってこなかったので、30分というと長い時間があるように感じ、じっくり取り組めるように感じました。主に夜寝る前か、朝起きた時に布団の中で寝た状態で行ないました。
 痛みや違和感のある身体の場所に触れ合っているとゆっくりと身体内部に流れが起こり、体が自らを微調整するかのように小さな動きが起こり、身体内部の配置やバランスが変化していきました。夜の場合は、そのまま自然と眠りに落ち、朝の場合は穏やかに目覚めることができました。
 ヒーリング・タッチにより、自分で自分を労わり、日々身体を整えていくことが楽しみとなってきました。人間の手には素晴らしい能力と可能性が秘められていると感じられました。
 これからも時間をとって励行して行きたいと思います。
(東前公幸 ヒーリング・ネットワーク関西)

 

報告2

「1日30分くらいかけて、任意の箇所にヒーリング・タッチする」というマナに関して、継続した実践のご報告をさせていただきます。
 不調を感じた時はその都度その箇所に行ないましたが、そうでない場合は基本的に臍を中心とした腹部にヒーリング・タッチを行なっていきました。
 自分で行なう場合は絶えずタッチが皮膚面と直交するように意識し続けることになるのですが、ある程度以上の時間が経過すると自然なオフが起きてこわばりが溶けて呼吸が深くなっていく瞬間がおとずれます。
 そうして皮膚からその内部へと意識できる範囲が拡がり、肉の質感そのものを意識として感じ、呼吸によって変化し続ける状態を感じ続けることそのものがある種の瞑想となっているように感じていました。
 触れ合い続けることで自分の肉体のなまなましさと言いますか、肉体そのものが本来持っている柔らかさが実感でき、とてもリフレッシュする感覚があります。
(道上健太郎 ヒーリング・ネットワーク山口/毘沙門会)

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 これまでの『ヒーリング・アーツとともに』は、すべて夫にプリントアウトして送っているのですが、前回の面会で夫から、「<ヒーリング・アーツとともに>の1回の文章が長過ぎる」と注意されました。
 それで今後は、少しずつ分けてご紹介していこうと思います。

 それでは次回のご報告もお楽しみに!

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写真:Healing Photograph スライドショー14-14『煙精170 @コプト教会ブレンド』より