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Healing Essayヒーリング・アーツとともに

人を深くいやす力を持つ「観方[みかた]」

 観る、ということに対し、ヒーリング・フォトグラフの道を自覚・開示された今日[こんにち]ほど、真剣になったことはかつてない。
 以前とは比べ物にならないような視覚の深み、鮮烈さ、生命感を、最近の私は如実に感じるようになった。 観の目を長年真剣に・継続的に実践してきた成果、というよりは、ヒーリング・フォトグラフを通じて短期間で啓発された結果、と感じる。
 いずれにせよ、これは人を深くいやす力を持つ「観方[みかた]」だ。
 眼球が非常に深くリラックスしながら細やかに振るえている状態でみる、ということ。
 そして観の目とは、できるかできないか、ではないということも、よく覚えておくといい。
「すごいみえ方が味わえるようになった」と躍り上がって喜んでも、まだまだその先がある。私のこれまでの経験によれば、どうも際限がないように思える。常に新しく、鮮彩・・・・これは、実に驚くべきことだ。
 私はこの十数年、毎日毎日、STM(自発調律運動)として聖性顕現的[ヒエロファニック]に顕われるヒーリング舞を舞ってきた。その間、同じ動きの単調な繰り返しを、ただの1度として感じたことがない。
 毎回毎回、より高度に・精妙になっていく。
 私は50歳になったが、身体感覚と動きの精妙化は、今も留まるところを知らず、日々粛々として、賑々として、進行中だ。
 老いれば老いるほど、聖なる香油[オイル]をさすみたいに、熟達・精妙化していく不思議な力の使い方というものが、この世にはある。そうした力の使い手を、 私は幾人も知っている。70歳、80歳を越えてなお、壮年の屈強な師範たちを子供扱いにする武術の達人と、私は実際に出会ったことがある。
「老」という言葉の意味を肯定的ならしめる、この特殊な力の秘密を、私も独自の道を通じて(再)発見した。これは、「老い」を迎えようとする者すべてにとり、大いなる福音(ふくいん:喜ばしい知らせ)となり得る知識・技術ではなかろうか? 老いることによって、より深まり、熟達する能力を磨く道。
 そして忘れてならないことは、誰もが必ず老いていく、という冷厳なる事実だ。朝[あした]に紅顔ありて、夕[ゆうべ]には白骨となる・・・・。
 万物、として虚空の海より顕われいでし生命の本質[エッセンス]の波紋たちが、虹色の光を通じさんざめき合う神秘[じんひ]の光景。それを、私はヒーリング・フォト道を啓発されて以来、頻繁に目撃している。

ヒーリング・フォトグラフ、アーティクル『観の目』(文/高木一行)より抜粋

 

 いつも夫と一緒に楽しんでいたヒーリング撮影。
 たくさんの写真が、『Healing Photograph』のページにスライドショーとしてアップされています。

 

 この中に収められている、2011年2月に、夫とともに訪れた縮景園(@広島)の梅苑の写真にオリジナル音楽をつけて、YouTubeにアップしました。

 最近、愛用していたカメラ(PENTAX K5)の調子が悪いので、夫のカメラ(ニコン D7100)を棚から引っ張り出してきて、花の写真を撮ってみました。
 寒い冬、健気に咲く可愛らしい花、プリムラ・マラコイデス(サクラソウの一種)。小さな鉢から出して、植え替え完了。
 透き通った空気の中、朝の光を浴びて、気持ち良さそう。

 <観の目>を習得するための基礎、メドゥーサ手法も掲載されている、『奇跡の手 ヒーリング・タッチ』は女神マルシェでご購入いただけます!

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Healing Photograph 『花精』 撮影:高木美佳