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Healing Essayヒーリング・アーツとともに

意識と感覚の方向性を正反転=次元転換

◎人間の意識と感覚の方向性を正反転=次元転換させる、それがレット・オフだ。今私が研究しているテーマの1つは、このレット・オフなる術(わざ)には、一体いかなる応用変化があり得るのか、ということだ。
 2~3の例をあげてみる。
 例えば「罪悪感」というものを、レット・オフを使ってディレートすることができる。罪悪感が生理的に消去された心身がどれだけ自然で活気に充ちたものか、修法を実践すれば、その一端を直ちに味わうことができる。
 ためらいや逡巡をレット・オフすることもできる。すると、速度を超えた速さが自然に顕われてくる。武術的に説明すると、「考える前に体が動き、気づいてみたらその場の状況に適切に応答していた」、というようになる。そういう能力を錬ることで、判断力、決断力、断行力も増す。
 後悔、後ろめたさ、悲しみなど、身体感覚を伴うものであれば何でもくるりと反転させることができる。コツをつかむまでは雲を掴むような話かもしれない。が、いったん本質がわかれば、突然真新しい世界が開かれる。こういう表現が決して大げさでないと感じられるほどの、意識の超越的飛躍(クオンタム・リープ)が起こる。
 他者への依存、誰かに頼りもたれかかろうとする気持ちもレット・オフ可能だ。身体と精神の重心点が、本来の位置に戻ってくる。言葉を換えれば、外部への依存は自らの重心を狂わせ、心身両面でアンバランスにさせるということだ。

◎上述のような回心・廻向を、レット・オフによって引き起こすにはどうしたらいいか? 
 ネガティヴな状況をごくかすかに、ただし意識的に注意深く強調して、その強調することそのものを手放す。この内的作業を以降、<強調→レット・オフ>と表記する。
 その際、身体の形と精神の外形とを崩さない。これが「静中求動」だ。そこに至るための具体的ステップについては、近刊予定の単行本『奇跡の手 ヒーリング・タッチ』(ビオマガジン社刊)ですべてをオープンに詳述した。以前のディスコース・シリーズでも、様々な別の角度から、異なる表現を使って説いている。
 いろいろなやり方でレット・オフを練ることができる。この随感でも、基本と応用の両面からアプローチしていく。
 レット・オフの、静中求動までの段階が体得できていれば、こうやって文章を通じて私と超越的に響き合い、様々な応用法を学び、実践していくことができる。霊的な通信教育とでもいおうか。自分に合った術(わざ)にぶつかると、驚くべき変化が心身に起こり始めるだろう。そして、そういう術は決して少なくないはずだ。
 だから、ヒーリング・アーツ初心者はとにかくレット・オフ修得に努めることだ。これまでの指導経験によれば、段階を追って練修していけば、日常生活に支障を来すほどの身体あるいは精神的病にでも犯されているのでない限り、ほとんどの人が各自にとって当面必要なだけのレット・オフを比較的短期間で体得できるようだ。
 基本がわかれば、私が今書いているように、どんどん色々な方面へと応用していくことができる。人生の流れを妨げている要因を1つずつ見つけ出して解除できるようになる。
 それにより、毎日の生活が滑らかに円(まろ)やかに、活き活きと流れ始めることはもちろん、煩悩という心身の曇りが少しずつオフされていくに従い、自分自身の本性が透明な輝きにほかならないという驚くべき事実が明らかになってくる。諸々のツミにまみれ、ケガレていると思い込んできた裡なる魂が、明煌々と光ならざる光を放ち始める。
 最初のうちは信じられないくらいだ。嬉しい。ありがたい。否、光と歓喜とはヒーリング体験においてはシノニム(同義語)なのだ。

『ヒーリング随感 第1回 一陽来復』より

 

 これまで『ヒーリング・アーツとともに』で取り扱ってきたヒーリング・アーツの基礎であり奥義でもある「レット・オフ」には、上記のようなさまざまな活用法があります。

 言い換えれば、「レット・オフ」さえできれば、後は何もいらないくらいの奥深さを秘めています(レット・オフによって身体のブロック=こわばりが完全にほどかれた時には、おのずから正しい姿勢へと導かれます)。

 このような境地へと至るための具体的な道・方法が、『奇跡の手 ヒーリング・タッチ』を始めとして、夫の発表してきた文章には示されています!

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 <蓮華掌・第3段階>(『奇跡の手 ヒーリング・タッチ』収録)を実践したヒーリング・アーツ・トレーナーたちのご報告です。

 

報告1

 自分の前腕に蓮華掌でヒーリング・タッチを施し、掌芯に凝集を起こすと、前腕に粒子的凝集が発生し、幾分か腕が固くなったように感じられました。その状態から蓮華掌の外形を保ちつつレット・オフし、オフ感覚を開放していくと、腕を伝ってオフの波が全身へと波及していきました。開放の際に労宮(掌芯)への意識をしっかりと保ち続けていくと、オフ感覚の波がより強まり足先にまで伝わっていきました。
 全身が緩んだ感覚はかなり強く、終わった後は休息の時間を長く設けましたが、自分でも気付けなかった身体の根深い緊縮や筋肉のこわばりが解かれていくのが理会されました。
 レット・オフに入ってから、こうなるだろうなどと考えたりせずに、起こるがままに任せる姿勢は、レット・オフを修する上でとても大切な要訣であると感じました。
(平川晋一/神奈川樂会)

 

報告2

 <蓮華掌・第3段階>を今回集中して実践しましたが、全身の感覚で手から波及するレット・オフの波紋を受け容れて、全身が連動していることが体感できるようになってくると、体中に息が通い、膨らんでいくような感覚があらわれてきました。
 労宮が開かれることにより、胸郭に大量の息が入ってくるようになり、身体の内側から胸郭が開かれて、普段意識することがなかなかできない胸郭の左右や後ろ側もありありと感じられるようになりました。何も意識しないで大きく息を吸い込んだときとは全く違う胸の膨らみ方であり、普段はほぼ前側しか意識がなく、前に胸を膨らませようとしていることがわかります。「胸がふくらむ」と言いますが、体感的にその状態を感じてみてその素晴らしさを味わうことができました。
 また、蓮華掌の外形を保ちつつレット・オフすることにより、掌芯がブーンと微細に振動し、そのビリビリとする振動感が濃縮されるように高まる感じがします。意識が内向しながら、掌芯がほわほわと揺らめいてその波が全身に溶け拡がっていくかのような感覚というのでしょうか、なかなか言葉では表現しにくいのですが、実践後の心身の爽快感はすごいです。
(佐々木奈緒子/神奈川樂会)

 

報告3

 <蓮華掌・第3段階>を実践してみました。
 労宮に反対の手の親指でヒーリング・タッチしていることにより、凝集の際、少し指を押し付け気味になっていることに気づきました。これでは本に書かれてある「水面に浮かぶデリケートな皮膜とタッチするように掌芯の皮膚とそっと触れ合い、それ以上強く押し込みません」という要訣に沿わないと気づき、レット・オフを使って押し付けている力をどんどん小さくしていきました。そのようにしながら蓮華掌・第3段階を何度も行なっていると、触れ合い方が柔らかく繊細になる程にレット・オフの際の感覚が繊細で美しいものに変わっていきました。まるで蓮の花が自ずから優雅に開かれるのを驚きの目を観開きながら観守っている感覚が起こって来ました。
 その時花は自ら「開く」のではなく、自然と「開かれる」のであるとの洞察が起こり、歓喜の思いに満たされました。
(東前公幸/ヒーリング・ネットワーク関西)

 

報告4

 <蓮華掌・第3段階>を実践しました。
 第3段階をとあらためて向かいあうと、高度な意識の在り方を求められつつも、非常にシステマティックな学びとなっていることに気づかされました。
 最初のステップである、親指と掌芯を触れ合わせ、掌の凝集→拡散を行なう手法を繰り返し行ないました。
 掌と親指の皮膚面の感覚は、初めは漠然としていましたが、触れ合う皮膚面に対し垂直に触れ合うこと意識すればするほど、その感覚がハッキリしてきました。シンプルな要訣ですが、行なうほどにその重要性を実感しています。
 また、親指の腹で掌芯と触れ合い、凝集・拡散の潮汐作用を起こしていくと、それに連動して胸郭も凝集と拡散をするのが感じられてきました。非常に繊細に意識を用いることで胸郭がフワリとほどけてくるのは、大きな爽快感があり、日常においても気づいた時に行なうと、すみやかに心身のストレスが解消され、ありがたく感じています。
 今回、蓮華掌・第3段階を練修中、介護が必要な重症の方へのヒーリングを行なう機会がありました。
 ヒーリング・タッチを行なう中で、第3段階の「外形を保ちつつレット・オフ」する要訣(静中求動)を意識すると、自身の身体の内側でフワァッと透明な爆発が起こるような、「たまふり」の感覚が強く生じました。
 触れ合った接触面から、相手に何かを注ぎ込むのではなく、反作用としての3次元的な波が身体内に響き渡るのを感じながら、私自身も深い解放感と感謝に満たされていくのを感じました。
(佐々木亮/神奈川樂会)

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 急遽、開催が決まりました!

 夫からあらたに学んだ「手の使い方」を活用し、打楽器演奏します♪

 

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写真:Healing Photograph スライドショー2−5<希望の光 弥山巡礼 Part1 @宮島>より