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極樂の会 in 大阪 〜ヒーリング・タッチ実践&ヒーリング・サウンド体験〜 ご報告2

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 極樂の会 in 大阪、ご報告第2弾です!(文/高木美佳)

「音による禊祓い」を一度実践した後は、ヒーリング・タッチの基礎「禊[みそぎ]マッサージ」の練習に入りました。

「揉[も]むという字は、手偏[てへん]に柔らかいと書くだろう?」と(高木)先生がおっしゃると、「う~む・・・」という声があちらこちらから聞こえてきました。「揉」は一字で「やわらげる」とも読みます。先生がおっしゃるには、

「揉[も]むとは、柔らかい手を使って相手を柔らかくすることだ。自分の手が柔らかくなければ、人を柔らかく揉みほぐすことなどできはしない」

 確かにその通りです。先生のように、柔らかいけれどもフニャフニャではなく弾力があり、生命力溢れる掌であって初めて、禊マッサージは最大の効果を発揮するのでしょう。

高木一行著『奇跡の手 ヒーリング・タッチ』より

 

龍宮館に咲くアサガオ(iPhoneにて撮影)。

「揉む」とは、字の成り立ちからしても、「柔らかい手」が基本になっています。この「柔らかな手」を使って、相手と触れ合うところから、禊マッサージはスタートします。

 今回の<極樂の会 in 大阪>参加者の方々にお話ししたのですが、夫が『奇跡の手 ヒーリング・タッチ』で紹介している<蓮華掌[れんげしょう]>は、ヒーリング・タッチの「基本」であって、さらに次なる段階<牽牛掌[けんぎゅうしょう]>というものがあります。蓮華掌は、手を同心円の軌道に沿って使いますが、牽牛掌では螺旋状に使います。螺旋の動きは、ヒーリング・アーツを極めた人が入門する「龍宮道」においてあらゆる動作の基本にもなっています(牽牛とは、アサガオの花を意味しており、アサガオが螺旋状に開くことと関連づけられています)。

 しかし今回は「基本」ですので、蓮華掌を軸として禊マッサージの実践をしていきました。

 二人一組となり、相手の太ももに禊マッサージを行ないます。その後、被術者が立って歩いてみます。すると、施術を受けた側の足は軽く、しかもしっかりと大地に足がついている感覚が生じます。こうして左右の脚の状態を比べることで、禊マッサージの効果を実感することができました。

 禊マッサージが通常のマッサージと異なる点はたくさんありますが、最大のポイントは、「掌芯(しょうしん:掌の中心)の凝集とレット・オフ」を使うところにあるでしょう。普通は、能動的に「ほぐそう」という意図が働きますが、「オフ(しない)」ことによって起こる波を基本として、マッサージがおのずからなされていくのです。相手から返ってくる波を活用してオンとオフを自在に織り交ぜつつマッサージを行なうため、まったく無理なく、相手の自然治癒力(おのずから健康になろうとする生命力)が導き出される仕組みになっています(通常、マッサージをしようとする時には「オン」の波だけで行なっている場合がほとんどのようです)。

 ・・・・・

 ヒーリング・アーツではこのように、「オン(すること=能動性)」に偏った現代人のあり方をリセットする意味で「オフ(しないこと)」に重点を置いています。

「オフ」の本質をさらに深く理会(理解)するため、音楽を活用する「ヒーリング・サウンド」のメソッドも紹介されました。

 音楽において、「オフ」を表しているものに、「レゲエ」というジャンルがあります。レゲエは「オフビート」というリズムを基本に創られていて、独特のヴァイブレーションがあり、熱烈なファンが存在しています。

 ヒーリング・サウンドでは、レゲエのオフビートをさらに発展させ、「オンのリズム」と「オフのリズム」を組み合わせたオリジナル音楽を活用し、「レット・オフ」への理会を深めます。

「オフビート」とはそもそも何か? 

 それは、実際に音楽を聴けば「一目瞭然」ならぬ、「一聴瞭然」なのですが、簡単に概念を説明すると、「裏拍」に、ビートが入るのが、オフのリズム(オフビート)です。

 ここでオフビートの概念を理解していただくために、同じ音楽を、オンのリズム、オフのリズム、それぞれで創った音源を聴いていただきましょう。

 私のセカンド・アルバム<アルテミス>の冒頭に収められた『アンコール・ワット』という曲をアレンジした音源を例にとって、簡単に解説いたします。

 メロディー、最初の4小節を例に、オンとオフの違いを聴いてください。

その1 オンのリズム

 オンのリズムの位置で、カスタネットを鳴らして拍子をとっています。音に合わせて手拍子を取りやすいのが、オンのリズムの特徴です。

その2 オフのリズム

 カスタネットを「オフのリズム(裏拍)」で鳴らしています。カスタネット以外は、まったく同じ音形(メロディーとベース)です。裏拍に手拍子を打つには、少しコツがいります。

 こうして比べてみて、「ん? 何か違う!」と感じられたら、オンとオフの違いを感じる第一歩を踏み出した証です!

 極樂の会 in 大阪では、この「オンとオフのリズム」を活用した学びが展開されました。
 次回以降、ご紹介していきます♬

新しいハンモックの上にて。

 

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