NPO法人 ヒーリング・ネットワーク

極樂の会 〜ヒーリング・アーツ稽古会 in 広島〜 ご報告

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 6月24日(日)に開催された極樂の会(ヒーリング・アーツ稽古会 in 広島)のご報告です(文/高木美佳)。

 本日の極樂の会(ヒーリング・アーツ稽古会 in 広島)は、参加者の一人が腰を痛めたとのことだったので、その方へのヒーリングをテーマとして、熱鍼法[ねっしんほう]、ヒーリング・タッチを中心に施術・実践していきました。

 熱鍼法は、「熱鍼器[ねっしんき]」という電子機器を使って、皮膚表面に連続的に鋭く熱の刺激を与えてゆくことで、全身のバランスを整えることができる、シンプルでありながら非常に効果の高いヒーリング法です。

 まず痛みのある腰回りに熱鍼法とヒーリング・タッチを行なった後、床をゴロゴロ転がる「赤ちゃん運動」を実践していきました。

 この運動の醍醐味は、床に転がりつつ、体の力をどんどん脱力していくところにあります。「体の力を抜いている」と思っていても、実は抜けていない箇所がたくさんあり、そこを意識化することで、新たな身体感覚、運動感覚を開発していくことができます。

 床と体が触れ合っている部分を重力に委ねていくと、慢性的に力みが入り、硬直化した状態を解除することができます。すると、より若々しく、みずみずしい体の感覚を取り戻すことができるのです。「委ね、受け入れた」分だけの運動になるので、体力のない人でも無理なく実践できます。

 実践した後には、窮屈だった部分、息が通っていなかった部分にまで、生気が行き渡るような爽快感があります。

 こうして動きを起こした後は、数分間の「瞑想タイム」。

 

 正座、あるいは仰向けの状態で、動きを外に表わさず、静かに内面を観[み]守りつつ、様々に思考が湧き上がってくるのをただありのままに受け入れ、自分自身の「我」という感覚を、スイッチを切るようにオフにしていきます。ここでは、ヒーリング・タッチの基礎であり奥義ともなっている「レット・オフ」が絶大な威力を発揮します。

 熱鍼法創始者・平田内蔵吉[ひらたくらきち]によると、身体の皮膚表面は内臓との対応関係にあり(リフレクソロジー)、今回のテーマである「腰」は、内臓でいうと「腎臓と対応した部位」になっています。平田内蔵吉が制定した内臓と皮膚の対応関係は、「平田氏帯[ひらたしたい]」として、現在でも東洋医学の世界で活用されています。

 そして、「腎臓」の部は腰以外では「膝」や「手首」にあります。

 腰を痛めた場合、痛みのある箇所を直接施術するよりも、対応部位に施術した方が効く場合があるのですが、今回、腰を痛めている方の膝に施術したところ、みるみる効果が表われました。

 縮んで丸くなっていた胴体、腰回りがスッキリ伸びて、スマートな体型になり、ご本人の感覚としてもひと塊りになっていた腰がスーッと通る感覚が出てきたとのことでした。

 側からみていても、明らかに動きの質が柔軟になり、姿勢や体型も若返っていました。

 休憩の後、特別企画の「大画面スクリーンでのヒーリング・フォトグラフ・スライドショー上映&生演奏ライブ」を行ないました。

 今回発表したスライドショーは、私が2016年に宮島の水中花火を撮影したヒーリング・フォトで構成されているのですが、そのフォトから受けたインスピレーションにより、『Fireworks ~花火~』というオリジナル音楽を創作し、今回初めて、スライドショーと音楽とを組み合わせてお披露目することができました。

 実験として、まずスライドショーの画像だけを観ていただき、その後、音楽をクロスオーバーしつつ鑑賞していただきました。

 鑑賞した方々のご感想によると、「最初は普通の花火として見えていたフォトが、だんだん花が咲いているように観[み]えてきて、また、音楽をクロスオーバーすることで時間の流れという新しい次元がスライドショーに加わったことが感じられました」とのことでした。

Photo by Mika Takaki @Miyajima

 私自身も、スライドショーの画像だけをみるのと、音楽を演奏しながら観るのとを比較した時、明らかに音楽をクロスオーバーした時の方が花火の写真が色あざやかに、奥行き感や立体感が出てくるのをはっきり感じました。

 

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 次回の極楽の会は、大阪で開催されます!

https://healing-network.or.jp/events/gokuraku180721/